熱帯夜は床やマットレスに熱と湿気がこもりやすく、背中からじわっと体温が上がります。そこで「寝よう、寝よう」と力むほど、寝返りや覚醒が増えて深い睡眠が削られ、翌朝の疲労感につながります。
そんなときは発想を変え、布団から一度離れてみましょう。
💺 椅子寝が意外と快適な理由
- 🔥 熱放散しやすい:背面・脚が空気に触れやすく、熱がこもりにくい
- 💨 蒸れが少ない:接触面積が小さく、汗戻りが起きづらい
- 🔄 姿勢調整が簡単:背もたれや肘掛けで体圧を散らしつつ微調整できる
🛠 椅子寝を快適にする装備と配置
- 🪑 椅子:リクライニングチェア or 大きめのオフィスチェア(ヘッドレスト推奨)
- 🛏 首:U字ネックピローで傾きを支える
- 🦵 脚:オットマン or クッションで軽く高く(血流を妨げない程度)
- 🪞 背中:通気性の良い薄タオルを一枚はさむ
- 🌀 風:扇風機は直接当てず、エアコンは26〜27℃+弱風/除湿で循環
- 💡 照明:目を閉じても眩しくない間接照明(就寝時は消灯)
😌 「無理に寝ない」発想と相性がいい
入眠を義務にすると覚醒が強まります。椅子寝は「うとうと」を待つ姿勢に切り替えやすく、プレッシャーを下げられます。
数十分〜数時間の仮眠でも体感回復は十分。明け方に涼しくなったらベッドへ移動して本睡眠を取ればOKです。
⏰ 真夏の実践ルーティン例
- 🌙 23:00–24:00:椅子で涼みながら読書やストレッチ(カフェインは控える)
- 😴 眠気が来たらそのまま椅子で仮眠(エアコンは弱・除湿、扇風機は循環)
- 🌅 4:00–5:00:室温が下がったらベッドへ移動して本睡眠(そのままでもOK)
- ☀️ 起床後:朝の光を浴びて体内時計を整える(深夜型固定を防ぐ)
❄️ 体温・湿度マネジメントのコツ
- 🛁 入浴は就寝90分前、ぬるめ(38〜40℃)で上がり湯は短く
- 💧 寝る30分前に水分+少量の塩分(飲みすぎ・糖分過多は避ける)
- 🌬 室温26〜27℃、湿度50%前後を目標にエアコンは朝まで運転
- 🧊 冷やすなら「首・手首・足首」をタオル越しに(直冷えしすぎ注意)
⚠️ 椅子寝の注意点
- 🪖 頸部の角度:顎が過度に上がらないようヘッドレストやピローで調整
- 🪑 腰:反り腰になりやすい人は薄クッションで腰椎の隙間をサポート
- ⏳ 長時間固定:2時間以上は一度立って軽くストレッチ
- 🩺 健康面:睡眠時無呼吸の既往がある場合は主治医に要相談(仰臥位以外で症状が変わる場合があるため)
📌 まとめ
猛暑の夜は「ベッドで長時間眠る」以外にも選択肢があります。
布団で眠れないときは、椅子寝で暑さを回避しつつ「無理に寝ない」発想を取り入れると、うとうと→本睡眠の分割戦略で回復感を取り戻せます。
熱帯夜の間だけでも、賢く取り入れてみましょう。
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