顔まで布団をかぶるのはNG?快眠できる正しい寝方

睡眠
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寒い夜、布団をしっかりかけて体を温めるのに、「顔や頭には布団をかけなくても大丈夫なの?」 と疑問に思ったことはありませんか?


無意識のうちに、私たちは顔や頭を布団の外に出して寝ていますが、そこには体の仕組みによる明確な理由があるのです。

今回は、「寒くても顔や頭に布団をかけない理由」 について、体温調節や睡眠の質との関係を詳しく解説します!

1. 体温調節のために顔や頭から熱を逃がしている

人間の体は、体温を適切に保つために「熱を逃がす場所」と「熱をためる場所」を使い分けています。

✅ 体温調節の仕組み

  • 寒いとき体幹(お腹や背中)を温めて、生命維持に必要な内臓を守る
  • 暑いとき手足や顔などの末端部分から熱を逃がす

特に 顔や頭は、体の中でも熱を放散しやすい部位 です。
そのため、寝ているときに頭を布団の外に出すことで、熱を適度に逃がし、体温のバランスを調整している のです。

💡 ポイント:
布団の中に顔を入れると熱がこもりすぎて、体温が上がりすぎる
顔や頭を布団の外に出すことで、快適な温度を保てる

2. 布団の中に顔を入れると、酸素不足で眠りが浅くなる

寒いと、つい顔まで布団の中に入れたくなりますよね。
しかし、顔を布団の中に入れると、二酸化炭素がこもってしまい、眠りの質が悪くなる 可能性があります。

✅ 二酸化炭素がこもると…

呼吸が浅くなり、酸素不足に
脳が酸素不足を感じると、目が覚めやすくなる
頭痛やだるさの原因になることも

特に、寝返りをあまり打たない人や、密閉性の高い布団を使っている場合、二酸化炭素が溜まりやすくなる ため注意が必要です。

💡 ポイント:
顔を出すことで新鮮な空気を取り込み、深い睡眠につながる
布団を顔までかぶると、寝つきが悪くなる可能性がある

3. 頭は寒さに強いので温めなくても大丈夫

「寒いのに、頭は冷やしても平気なの?」と思うかもしれませんが、実は頭は寒さに強い部位 です。

✅ 頭は寒さに強い理由

🧠 脳はエネルギーを多く消費し、熱を発しやすい臓器
💡 顔には血流が多く、冷えてもすぐに温まりやすい

一方で、手足は血流が滞りやすく、冷えやすい ため、布団でしっかり温める必要があります。

💡 ポイント:
頭や顔は、手足に比べて冷えにくい
寒いときは、足元を温める方が効果的!

4. 頭を冷やすことで、深い睡眠に入りやすくなる

頭を温めると、逆に眠りが浅くなることがあります。
これは、「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」の原理 によるものです。

眠りのメカニズムについてはこちらがとても参考になります。

✅ 頭寒足熱とは?

「頭は涼しく、足を温めると、深い睡眠がとれる」という考え方 です。

頭が温まりすぎると、脳が活性化し、寝つきが悪くなる
足を温めると、血流が良くなり、副交感神経が優位になりやすい
深い睡眠に入りやすくなり、朝スッキリ起きられる

だからこそ、顔や頭を布団の外に出すことで、より快適な睡眠がとれるのです!

💡 ポイント:
眠るときは、頭を冷やして足を温めるのがベスト
足元を温めることで、ぐっすり眠れるようになる

5. ぐっすり眠るためのポイント

では、実際に 寒い夜でも快適に眠るためのコツ を紹介します!

✅ 寒さを防ぎながら、顔や頭を快適に保つ方法

  • 首元まで布団をかけ、冷えを防ぐ
  • ネックウォーマーや軽い毛布で首周りを温める
  • 帽子やナイトキャップを使い、頭を適度に保温する(※ただし、通気性の良いものを選ぶ)
  • 寝室の温度を調整し、部屋全体を暖かくする(18℃~22℃が快適)
  • 湯たんぽや電気毛布を使って、足元をしっかり温める

まとめ

顔や頭を布団の外に出すのは、体温調節のため!
布団の中に顔を入れると、二酸化炭素がこもり、眠りが浅くなる
頭は寒さに強く、足を温める方が快眠につながる
「頭寒足熱」の原理で、頭を適度に冷やすと深い睡眠に入りやすい

寒い夜はつい「顔まで布団に入れたくなる」ものですが、顔や頭を適度に冷やし、足元をしっかり温めることが快眠のカギ!
ぜひ、睡眠環境を見直して、ぐっすり眠れる工夫を試してみてください!

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