「眠れない夜は退屈な本を読むべし。最強の睡眠誘導法とは?」

睡眠
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はじめに

眠れない夜に、ついスマホやテレビを見てしまい、ますます眠れなくなるという経験はありませんか?実はそんな夜には「本を読む」ことが効果的。ただし、どんな本でも良いわけではありません。選ぶべきは、「退屈で刺激の少ない本」なのです。

「退屈な本」が眠気を誘う科学的理由

人間の脳は退屈で単調な情報を繰り返し処理していると、徐々に活動レベルが下がり、自然に眠気が訪れます(※)。興味深くストーリー性が強い本では脳が活性化し、かえって覚醒してしまいます。眠るためには、適度に脳を疲れさせ、刺激が少ない読書が理想的なのです。

※単調な作業に長時間さらされると、脳の覚醒レベルが低下し、眠気を引き起こしやすくなることが知られています。
これは、脳が刺激不足による「退屈」を認知し、認知的恒常性(homeostasis)から逸脱するためと考えられています。
【参考文献】
Westgate E.C., et al. (2025). Boredom signals deviation from a cognitive homeostatic set point. Nature Communications. Boredom signals deviation from a cognitive homeostatic set point | Communications Psychology

眠れない夜に最適な「退屈な本」5選

1. 辞書・用語集

辞書や用語集は、ストーリーも起伏もなく、ただ単語とその意味が続くだけ。脳が単調さを感じて自然と眠気を誘います。

2. 専門外の難解な本

医学書や法律書、専門的な工学書など、自分の専門分野以外の難しい内容を読むと、理解が追いつかず脳がすぐ疲れます。

3. 古典文学や哲学書

古典文学や哲学書は言い回しが難しく、文章も冗長で単調な場合が多く、脳が飽きてしまいます。

4. 説明書・マニュアル類

家電の取扱説明書や家具の組み立てマニュアルなどは、内容が単調で繰り返しも多いため、眠気を誘うのに最適です。

5. 数学や科学の参考書

理解が難しく、情報量も多いため、脳が適度に疲労して自然に睡眠状態へと導いてくれます。

眠くなる読書のコツ

  • リラックスした姿勢を取る:ベッドやソファでゆったりとした姿勢で読むことで、身体もリラックスします。
  • 照明は暗めにする:明るすぎると脳が覚醒するので、間接照明などを使いましょう。
  • 目が疲れたら本を置く:目が重くなったらすぐに本を閉じて寝る体勢を取りましょう。

実際の体験談

私のおすすめは「法律書」です。
よほどの法律マニアでもない限り、数ページ読むだけで自然と眠気に襲われるでしょう。
実際、私自身も「絶対に眠ってはいけない場面」で、法律書を読んでいるうちに眠ってしまったという苦い経験があります。
それほど、法律書は強力な「最強の睡眠薬」なのです。

まとめ

眠れない夜には、「退屈な本」を使った睡眠誘導法が効果的です。今夜からぜひ試してみてください。快適な睡眠があなたを待っています。

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